Webライターって年収どれくらいあるの?
高年収Webライターになるコツはないの?
このようなお悩みに答えます。
Webライターは在宅で仕事できることから、コロナ渦でも人気のある副業です。
ただ、ネット上の評判を見てみると、「あまり稼げない」「時間単価に見合わない」などのネガティブな意見も見られます。
これからWebライターを始めようとしている方は不安ですよね…
とはいっても、私自身副業Webライターとして月20万円は安定して稼げていますし、周りのライターさんを見てもそれ以上に稼いでいる方もいます。
そこでこの記事では、Webライターの年収について解説します。
また、高年収Webライターになるためのコツもご紹介するので、これからWebライターをしようか悩んでいる方は参考にしてください。
- Webライターの平均年収(フリーランスと正社員)
- Webライターとして収入を高めるコツ
Webライターの報酬の決まり方
Webライターの報酬は、以下の3つのように定められています。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給単価
それぞれの形態について、詳しく解説します。
文字単価:1文字=〇円
Webライターの案件では、「1文字につき〇円支払う」と決めている形式のものがあります。
Webライターがよく利用するクラウドソーシングでは、文字単価が設定された案件がほとんどです。
また、Webライターが自分の市場価値を測るときに活用していることが多くみられます。
たとえば
- 文字単価~1.0円→初心者
- 文字単価1.0円~2.5円→中級者
- 文字単価2.5円~→上級者
と決めておくことで、仕事を請けるかどうかの判断材料としているのです。
たとえばあなたが文字単価=2.5円の実力があり、普段からそれくらいの文字単価で仕事をしている方であれば、文字単価が=1.0円の依頼が来ても請けないようにする、などです。
※もちろん、文字単価はあくまでも一つの判断材料であり、自分の書きたいジャンルやクライアントの人柄などを見て総合的に判断しましょうね。
文字単価で記事を執筆すると、文字数を稼いだ方が報酬をもらえるので、文章が冗長になったり不要な文章を混ぜたりする方がいますが、おすすめできません。
たとえその瞬間は稼げても、継続案件をもらうことはできず、結果として損をするからです。
文字単価だと意識することなく執筆するといいですよ!
記事単価:1記事=〇円
Webライターの案件には、「1記事で〇円支払う」と決まっている形式があります。
最近は記事単価の依頼の方が多くなっているように感じます。
私が担当している案件は、現状記事単価の案件しかないですね!
記事単価で執筆するのは、クライアントとライターどちらもお金の管理をしやすいメリットがあります。
文字単価のように毎回計算しなくていいので、手間が省けるのです。
実際の案件をまとめると、以下のようになります。
案件レベル | 1記事当たりの単価 |
---|---|
初心者用の案件 | 1,000円程度 |
一般の案件 | 1,000円~5,000円 |
スキルや知識が必要になる案件 | 5,000円~3万円 |
専門家レベルの案件 | 3万円~10万円 |
記事単価と同様、執筆経験があってスキルの高い方が高単価の報酬を受け取れる仕組みとなっています。
というのも、スキルの高いライターさんは希少性が高いから。
また、専門性の高い法律系や金融系の記事は執筆できる人が少ないので、経験が浅くても高単価の受注ができることがあります。
記事単価は、文字を多く書いても少なく書いても報酬は変わりません。
そのため、文字単価の時とは逆に、できる限り少なく書いて効率よく報酬をもらおうとする方もいますが、絶対におすすめしません。
というのも、やはりクライアントにそういった魂胆はバレるからです。
1記事1記事を丁寧に執筆しましょう。
時給:1時間=〇円
最後に紹介するのは時給です。
といってもWebライターの案件で、時給を採用されることはほとんどなく、基本的にはこれまでに紹介した文字単価と記事単価がメインとなります。
ではなぜ「時給」を紹介したのかというと、時給が採用される場合もあるからです。
結論から言うと、以下の仕事を受けたときに時給が適用されることがあります。
- リライト
- 添削
- ディレクション
Webライターよりも上流工程で摘要されることが多いのです。
文字単価や記事単価で報酬を決められないところですね!
それぞれの時給は
リライト:1,000円~3,500円
添削やディレクション:2,500円~5,000円
となります。
基本的にはWebライターよりも時給が上がることが多いですよ。
Webライターの年収
Webライターの年収は業務形態によって異なります。
ここでは業務形態別に年収を比べてみましょう。
フリーランス(個人事業主)の場合
フリーランス(個人事業主)のWebライターの平均年収は、600万円未満が80%を占めます。
私のように副業でWebライターをしている方は、こっちに当てはまりますね!
具体的に表にまとめると、以下の通りです。
年収 | 割合 |
---|---|
200万円未満 | 32.0% |
200万円~400万円 | 26.9% |
400万円~600万円 | 21.5% |
600万円~800万円 | 8.2% |
800万円~1000万円 | 5.5% |
1000万円~1200万円 | 2.3% |
その他 | 3.6% |
あくまでもフリーランスなので、働き方は人それぞれです。たとえば
- 育児の合間に
- 朝と夜のちょっとした隙間時間に
- フルタイムでがっつりと
これらの人をひっくるめているため、年収に差が出てくるのは当然ですね。
また、実力があれば年収1000万円以上を見込めます。
夢があるわね!
正社員Webライターの場合
正社員として働いているWebライターの平均年収は、480万円~550万円です。
副業ライターやフリーランスライターとは違い、年収にそれほどばらつきがありません。
また、先輩や上司から指導してもらえることもあるため、成長速度が速いのも特徴です。
ただ、年収が安定し成長速度が速いのと引き換えに、自由度は制限されます。
もちろん、会社によって異なりますが、勤務時間帯や勤務場所などを指定されることもあります。
安定した収入が欲しい方は正社員、自由に働きい方はフリーランスがおすすめです!
【現実】副業Webライターの2年目の年収
実際、どれくらいWebライターで稼げるの?
2022年3月現在、私は副業Webライターとして活動しています。
2020年5月からWebライターとして活動し始めたので、ぎりぎり2年目というわけです。
そんな私は、Webライター2年目の年収は188万円(4月の収入は除く)程度でした。
ここ数ヶ月は安定して20万円は稼げているので、このまま副業Webライターを続ければ3年目の年収は20万円×12=240万円となるのが見込めます。
もちろん、継続依頼がなくなるかもしれないですし、文字単価が上がる可能性もあります。
そのため、必ず上記の年収が得られるわけではありませんが、理論上はそうなるわけです。
最初からそんなに稼げたの?
最初は全く稼げず、月1万円稼ぐのでヒィーヒィーしてました(笑)
でもある時を境に安定して収入を得られるようになり、今に至ります。
では、月1万円→月20万円まで稼げるようになるために私が行ったことを以下でご紹介します。
【体験談】Webライターとして年収を上げるためにやったこと4選
高年収Webライターになるためには、以下の4つの方法を実践しましょう。
- 実績を積む
- 執筆ジャンルを定める
- 作業量を増やす
- 単価交渉をする
それぞれの方法について、詳しく解説します。
実績を積む
Webライターとして収入を上げるには、実績を積みましょう。
実績を作ることで、クライアントから「このライターは安心して仕事を任せられる」と判断されて、仕事を受注しやすくなります。
発注者目線で考えると、実績が数件の方よりも数十件、数百件ある方に仕事を任せたいとなるはずです。
発注者が「この人に任せても大丈夫」だと思える実績があれば具体的に示しましょう!
このように実績がない方よりも実績がある方へ仕事が流れるのは、ある意味当然だと言えます。
コツコツと積み上げた実績はあなたの実力を証明してくれます。
執筆ジャンルを定める
執筆ジャンルを定めたほうが収入は高くなります。
というのも、広く浅く書くライターさんは替えの利く人材となりますが、狭くても専門性の高い記事を書く人は、希少性が高いためです。
具体的には金融や法律、医療などの難易度の高いジャンルは、おすすめです。
資格を取ることでクライアントにアピールできるので、興味があるジャンルであれば、この辺りを攻めていくのがいいでしょう。
私は実際の投資経験やFPや簿記などの金融系の資格を保有していることから、
金融に関する記事を執筆していますよ!
上記のジャンルはあくまでも例なので、自分の興味の持てるジャンルで専門性の高い記事を書けるように、日々情報収集をするなどしていきましょう。
執筆時間を増やす
もっとも簡単に収入を増やす方法は執筆時間を増やすことです。
これまで月10時間で1万円稼いでいる人は、月50時間働けば5万円の収入を手に入れられますよね。
精神論みたいになってる…
だらだらとSNSを見る時間やYouTubeで動画干渉する時間を削ることで、これまでよりも時間を捻出できるはずです。
もちろん、睡眠時間を削ると体調を崩す恐れがあるので、睡眠時間はきっちりと確保しましょう!
単価交渉をする
単価交渉をしてみるのも、収入を増やすためには有効です。
特に3ヶ月以上継続して仕事を受けていて、案件開始から条件が変わっていないのであれば単価交渉をしてみましょう。
報酬アップの話をしたら継続してもらえないのではないか?
このように悩んでしまう人いるかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。
むしろ、継続して成果を出しているのにもかかわらず、報酬アップがないのであれば、そのクライアントは安くライターを使いたいだけということになります。
今後長く取引をしたいと考えるクライアントだからこそ、報酬アップの条件交渉はしておくべきなのです。
クライアントがどんなライターを欲しているのかもわかるかもしれませんしね!
単価交渉の具体的な方法については「【例文あり】Webライターが単価交渉をする方法をご紹介!タイミングや注意点も解説」の記事を参考にしてください。
Webライターの収入に関して、よくある質問
ここからはWebライターの収入に関して、よくある質問に答えます。
会社を辞めて独立するにはどれくらいの年収が必要ですか?
あなたの生活水準によって異なります。
仮に月に10万円しか使わないのであれば、理論上10万円以上稼げていれば、生活に困ることはありません。
反対に30万円稼げていても、月の生活費が40万だった場合、家計が赤字になってしまいます。
よって、月の生活費よりも稼げていれば独立しても問題ないでしょう。
年収が低くてもフリーランスになっていいでしょうか?
こちらも人によって異なります。
フリーランスになるとWebライターとして活動できる時間が増え、今よりも稼げるようになる可能性が高まります。
ただ、小さなお子さんがいる家庭で、あなたが稼げないといけない状況の場合だとフリーランスにならない方がいいでしょう。
一方で、20代前半で自分一人で暮らしている人の場合だと、多少リスクを取ってフリーランスになってもいいでしょう。
要はリスク許容度によって異なるので、独立やフリーランスになるかどうは、あなたが決めるしかないのです。
【まとめ】Webライターの年収
この記事では『Webライターの年収』について解説しました。
なお、ご紹介した「高年収Webライターになるコツ4選」は、下記の通りです。
- 実績を積む
- 執筆ジャンルを定める
- 執筆時間を増やす
- 単価交渉をする
一つでも参考になるなと思ったら、さっそく実践して活動してみましょう!