Webライターを始めたけど、提案文の書き方が分からない
提案文で見られている点や採用されるコツを教えてほしい
このようなお悩みを解決します。
クラウドソーシングだけでなくSNSから直接案件に応募するときに提出する「提案文」。
提案文はいわば、就職活動の「履歴書」に値するほど重要なものです。
そんなに大事な提案文なのに、やみくもに書いて提出する方が多くいるのですが、それでは案件の獲得は難しいでしょう。
特にWebライターが増えている傾向があるため、適当に書いている方はますます案件を獲得できません。
しかし、やみくもに書いているライターが多い分、正しい情報を得て提案文を作成・送付することで案件に通過できる可能性が高まります。
そこで今回は、Webライターの提案文について、書き方のポイントや注意点をご紹介します。
本記事を読めば、魅力的な提案文を作成できるようになり、クライアントから一目置かれる存在になれますよ!
【前提】Webライターの提案文とは
Webライターの提案文とは、案件に応募するときにクライアントに提出する「応募文」のことです。就活でいう「履歴書」のようなイメージを持ってもらえると、すんなり理解できるでしょう。
コロナ禍を経て在宅で仕事ができるWebライターの人気は高まっています。そのため、案件の募集を行うと、たくさんのライターさんから提案文が送付されます。
クライアントとしては選びたい放題となり、提案文を見て「このライターさんに仕事を任せたい!」と思ってもらわなければ、仕事を受注することはできません。
たとえば、大手クラウドソーシングのクラウドワークスでライティング案件を調べると、人気なものにはこれだけの人数が応募しています。
案件内容 | 募集人数 | 応募人数 | 倍率 |
---|---|---|---|
「小説など本に関する」記事作成 | 15人 | 283人 | 19倍 |
「投資に関する体験談を含めた」記事作成 | 2人 | 132人 | 66倍 |
「ペットを飼っている人限定!ペットに関する」記事作成 | 5人 | 113人 | 23倍 |
お仕事を受けるためには、この倍率を勝ち抜く必要があるわけです。
初心者Webライターの提案文は通過しないのが当たり前
いきなり現実的な話になりますが、初心者のWebライターさんは人気の案件に応募しても、なかなか採用とはなりません。
なぜなら、これまでの実績やスキルが低いからです。
人気の案件には、これまでに100記事以上納品してきたライターや、SEOについての知識を豊富に持っているライターが応募していることがあります。
彼・彼女らと同じような応募文が執筆できても、経験やスキルの差から採用には至らないのです。
逆に言えば、通過しないのが当たり前なので、落ちることを怖がったり、落ちてへこんだりする必要はありません。
私なんて提案文を送っても無視されることが100回近くありました…
なので、提案文をこれから書こうとしている方も大丈夫です!本記事に書いてあることを実践し、徐々に受注率を高めていきましょう!
クライアントが提案文を見てチェックすること
まずはクライアント目線で提案文をチェックすることについて、確認しましょう。
クライアントが提案文で確認している点は、主に以下の3つ。
- 案件内容を正しく把握しているか
- 分かりやすい文章を書けるか
- 実績があるかどうか
詳しく見ていきましょう。
案件内容を正しく把握しているか
クライアントはまず、案件内容を正しく把握しているのかを確認します。
案件の募集内容には、「応募のときに、この情報(資格や報酬)について教えてください」と記載されていることが多くあります。
そのため、提案文には募集文で求められている質問の回答を記載する必要があるのです。
もしこれができていないと、クライアントは「こちらがほしい情報を記載してくれていない=手間がかかる」と判断します。
まずは募集文をよく読み、案件内容を正しく把握してから提案文を書くようにしましょう。
分かりやすい文章を書けるか
クライアントにとって読みやすい文章を書けるかどうかも重要です。
要は文章力の有無ですね。
提案文自体が読みにくいと、いくら実績をアピールされても、仕事を任せることにはなりにくいでしょう。
人気の案件で応募がたくさんあると、クライアントからしたら全ての応募文を読む時間が取れません。
そのため、開いた時の印象やぱっと見の文章の良し悪しで判断します。
開いた時の印象を左右するのは主に以下の3つ。
- 改行などをして読みやすいか
- 正しい文法を使っているか
- 丁寧な言葉遣いをしているか
どれも難しいことではないので、すぐにでも改善できることですよ!
実績があるかどうか
ここまでの内容がクライアントの満たす基準を超えていたら、次は実績があるかどうかに移ります。
実績がある方は、ポートフォリオとしてまとめておくと毎回準備する必要がないのでおすすめです。
提案文に記載する実績は、可能な限り募集されている案件と似た系統のものを送付するようにしましょう。
たとえば、「金融系の案件に応募するときにダイエットの記事を送付する」などです。
募集案件とは別ジャンルの記事を実績として示されると、クライアントは「金融系の記事は執筆経験がないのか」と判断し、お仕事を任せにくくなります。
【テンプレ】クライアントが考える読みやすい提案文
では、具体的にクライアントが考える読みやすい提案文とはどのようなものなのでしょうか?
実際の提案文を見ていきましょう。
提案をご覧いただき誠にありがとうございます。Webライターの「○○」と申します。
早速ですが、わたしは○○関係の記事を過去に執筆した経験があるため、本案件でもお力になれると思っております。
以下職歴や得意分野などを記載させていただきます。【実績】(2~3程度)
記事名「○○○○」
URL:https://www.sample.com
ここでは、この記事を書くときに意識したことや、結果(PV数など)を記載する【職歴】
・20XX年△月:○○会社に入社
現在は副業Webライターとしても活動しています。【得意分野】2~5個程度
・○○
以下略◎ここからは、クライアントから聞かれている内容に答える。
◎ここからは、クライアントのニーズに対して自分がどのようなことを意識して執筆するのか、どんな記事に仕上げようと思っているのかなどを明記する。
副業Webライターですが、平日も休日も早めにレスポンス可能です。また、納期にも柔軟に対応できます。
ご質問などがありましたら、お気軽にご連絡ください。
迅速・丁寧・正確な対応を心がけておりますので、ご検討よろしくお願い致します。
テンプレートを参考にしつつ、素敵な提案文を作成してください!
提案文に書ける実績がない場合の3つの対処法
提案文には実績を記載する必要があると解説しました。
ただ、これからWebライターとして活動しようとしている方は、提案文に書ける実績がないという方もいるでしょう。
そこで、実績がない初心者Webライターが、提案文で実践すべき3つの対処法についてご紹介します。
- サンプル記事を作る
- ブログを始める
- 知り合いから仕事をもらう
以下で詳しく解説します。
対処法①サンプル記事を作る
実績がない方は、GoogleドキュメントやWordなどでサンプル記事を作成することをおすすめします。
どんな記事を書けばいいの?
応募文にはクライアントが執筆をお願いしたいジャンルについて記載されているので、そのテーマに関して記事を作成するといいでしょう。
対処法②ブログを始める
自身のブログで書いた記事も、十分実績になります。
ブログって有名人や企業が書くものじゃないの?
こう考える方もいますが、現在は誰でも気軽に情報発信できる時代になり、私のような凡人でもブログを書くことができます(笑)
自分でブログを開設すれば、自分の得意な分野で記事を書けますよ!
対処法③知り合いから仕事をもらう
初心者向けの案件といえど、Webライターが増えていることもあり、案件に応募しても不採用となることもあります。
そんな方は、友人にWebライターとして活動している方がいれば、記事を書かせてもらうのもいいでしょう。
記事を書いたことで自信がつきます!
また、友人にWebライターがいないよという方は、オンラインサロンなどに入会してみてもいいでしょう。
自分と同じく副業Webライターとして頑張っている方と切磋琢磨したり、その道の先輩からアドバイスをもらえたりできますよ。
私もいくつかオンラインサロンに入ってますが、モチベーションが保てますね!
提案文を書くときの3つ注意点
さっそく提案文を提出してみます!
提案文を書くときには注意点があるので、確認しましょう。
ここでは、Webライターが提案文を書くときの注意点についてご紹介します。
- 初心者・未経験アピールはしない
- 案件内容をよく読む
- 自己アピールしか書かれていない
以下で詳しく解説します。
注意点① 初心者・未経験アピールはしない
Webライターを始めたてのときは、よくやってしまうことなのですが、「私は初心者・未経験です」というアピールはしないようにしましょう。
仮に「初心者歓迎」や「未経験者でもOK」などの案件が募集されていたとしても、クライアントとしてはわざわざ初心者を採用するメリットはありません。
「私は初心者ですがやる気だけは誰にも負けません」と応募文で書くと、「スキルや実績がまだないから失敗しても許してください」という予防線を張っているような印象を抱いてしまいます。
初心者・未経験アピールをするのではなく、「私は〇〇ができるから採用するメリットがありますよ」という応募文を作成しましょう。
注意点② 案件内容をよく読む
先ほど提案文のテンプレを紹介しましたが、募集内容は毎回異なるので、同じ内容を送付するわけにはいきません。
まずは案件内容をよく読んで、テンプレを参考に内容に沿った提案文を作成することで、案件の受注率は高まります。
なぜなら、多くの応募者はそもそも案件内容を読まず、適当に提案文を作成しているから。
案件の内容通りに提案文を書くだけで差別化になりますよ。
さらに言えば、案件の募集内容には書かれていないけど、クライアントが求めていそうな情報を提案文に記載すると、もっと受注率は高まります。
たとえば、節約に関する案件であれば、実際にこれまで行ってきた節約術やその節約術をする中で感じたことを記載することで、クライアントから依頼されやすくなるでしょう。
注意点③ 自己アピールしか書かれていない
自己アピールしか書かれていない提案文は作成しないようにしましょう。
なぜなら、クライアントはライターの実績よりも、その実績を活かしてこの案件ではどんな仕事をしてくれるのかが知りたいからです。
そのため、これまでの実績やスキルをつらつら説明されて、募集に対する提案が書かれていない提案文に対し、クライアントは仕事を依頼するかどうか判断しにくいのです。
あくまで「その募集に対してできること、その根拠となる実績」を記載することで、案件を受注しやすくなりますよ。
【まとめ】提案文を書いて応募してみよう!
この記事では『Webライターの提案文』について解説しました。
なお、ご紹介した「クライアントが提案文で確認している点」は、下記の通りです。
- 案件内容を正しく把握しているか
- 分かりやすい文章を書けるか
- 実績があるかどうか
本記事で書いたことを実践し、提案文を書くことで、テストライティングに進めるようになるでしょう!
テストライティングに合格するコツもまとめているので、Webライターで稼ぎたい方は是非参考にしてください!